これまで説明したように認知症は脳の病気ということは理解できるよね。
もちろん!
つまり認知症というのは脳の神経細胞を壊す原因によって引き起こされる病気でその原因は200から300もあるとも言われてるんだよ。
そんなにあるのね!!その中の代表的な認知症の種類を教わったわよね!!
そういうこと!じゃぁ認知症の種類について復習してみようかな。

OK!

  • 『アルツハイマー型認知症』ね、これは脳の神経細胞が死んで脳が小さくなるもの。
  • 『脳血管性認知症』は脳梗塞や脳出血などの脳の血管の病気から引き起こされる認知症。
  • 『レビー小体型認知症』はレビー小体というたんぱく質が蓄積されて起こる認知症。
  • 『前頭・・・・・』う~ん、なんて言うんだっけ・・・???『ピック病』は脳の前頭葉と側頭葉に障害がでて起こる認知症のこと。

こんな感じだったかしら??

脳のネットワークの破壊が認知症を引き起こす

偉いね!僕が説明したことをきちんと理解してくれて嬉しいな。『ピック病』は前頭側側頭型認知症だったね。少し言いづらいね・・・・それじゃぁ認知症の原因をもう少し詳しく説明させてもらうね。
了解!!
アルツハイマー型認知症の原因は『アミロイドたんぱく』という有毒なたんぱく質の一種がたまりだしてそれが長年にかけて蓄積し脳の神経細胞の働きを悪くしてしまうんだ。この神経細胞の働きが悪くなると神経伝達物質も行われなくなって脳全体のネットワークが壊れてしまいさまざまな症状が現れるんだ。
神経伝達物質って何のことかしら?
あぁ、脳は大脳・小脳・脳幹・大脳皮質から成り立ってるよね。例えば、前頭葉だったら感情、意欲、想像力、運動能力の機能の役割をしていて頭頂葉だったら身体中からいろんな感覚の情報が集める役割を果たしてたり、脳の中には数え切れない神経細胞があってそこに情報を流しているのが神経伝達物質と言うんだ。

アルツハイマー型認知症はなぜ女性に多い

そういうことだったのね・・・けど、アルツハイマー型認知症は男性よりも女性に多いのでしょ?それには理由があるのかしら?
あぁ、これにはいろいろ言われているけど、女性のほうが平均寿命が長いことと、女性ホルモンのエストロゲンが作用しているのではないかという説もあるんだ。エストロゲンは神経細胞の保護をしたり動脈硬化を予防する働きがあるからね。更年期に伴い閉経後に少なくなることで女性の発症率が上がるのかもしれないね。
そうよね~。閉経による女性ホルモンの分泌が少なくなることで引き起こされる症状がいろいろあるものね。なるほど・・・・

脳卒中の後遺症として起こる脳血管性認知症

脳血管性認知症は説明してもらったとおり、脳の血管の障害により引き起こされるんだったよね。血液によって必要な酸素栄養ぶんが脳に運ばれるよね。血管がふさがれたり、破れてしまうと十分な酸素と栄養分が行き渡らなくなり、脳の神経細胞の機能が低下して認知症をともなうんだよ。
アルツハイマー型認知症みたいにゆっくり進行していくものでないということかしら?
実は脳卒中などの後遺症として起こるだけではなくて、同じように気付かないうちに進んでいるケースもあるんだ。自覚症状のない小さい脳梗塞がいくつかできていくとするよね。それによって脳の機能も低下していっているんだよね。それがやがて認知症になるんだ。
今は技術が進歩しているから小さい脳梗塞でも検査によって発見されたりするものね。原因がわかるのならやっぱり認知症にならないように未然に防ぎたいわ。

脳血管性認知症には生活習慣に気をつけることが大切なのよね?具体的に生活習慣に気を付けるには?

今までは認知症には早期発見・治療が重要と言われてきたけど認知症の人口か増加する背景から予防することが重視されるようになってきたんだ。それにはだんだんと認知症を引き起こす原因が判明してきたこともあるからね。

まだ今の医学では、脳の細胞を生き返らせることはできないので、認知症にならないためにも若い時からの予防が大事だと僕は思うよ。次は認知症にならないために日々の生活に何を気をつければいいのか考えていこうね!