「認知症を知り地域をつくる10ヵ年」

今日は私からの質問にお答えくださーい!
あはははっOK!僕で分かることなら何でもどうぞ!

認知症サポーターキャラバン

認知症サポーターーキャラバンとは?
認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを目指すための取り組みで2005年から厚生労働省が開始した「認知症を知り地域をつくる10ヵ年」の事業の一環として行っていることだよ。
「認知症サポーター」と呼ばれる認知症の人と家族への応援する人達を一人でも多く増やす為に全国で養成講座を実行しているんだ。

認知症サポーターの役割は?どんな活動をするのかしら?
認知症サポーターは強制的な活動はないよ。
ただ地域のリーダーとして、認知症に対して正しい知識を持ち、認知症の人や家族の気持ちを理解し、何か手助けできることがあればできる範囲で支援し、生活のさまざまな場面で安心して生活できる環境をサポートていくことが認知症サポーターとしての活動に繋がるんだ。

「オレンジリング」をつけて輪を広げよう!
オレンジリングをご存知ですか?認知症サポーターのを支援する「目印」として認知症サポーター養成講座を受講した人に渡される「オレンジリング」と呼ばれるブレスレットのことを言います。これを付けてお住まいの地域の認知症サポーターと一緒になって認知症の人や家族の人々の支え合い支援する輪を広める活動を行っています。


認知症サポーターは誰でもなれるの?
「認知症サポーター養成講座」を受講された人なら
認知症サポーターとしての第一歩を踏み出せるよ!
全国で認知症サポーターの数は平成26年6月末で500万人を達したんだ!そのうちキャラバン・メイトの人数は約9万7千人だったかな。

中学生でも、認知症サポーターになれるかしら?
もちろん!小学生・中学生向け認知症サポーター養成講座の冊子も準備されているから安心して!
積極的に認知症サポーターの一員としてお住まいの地域を安心して生活できるまちづくりにサポートしてほしいな。若い世代から認知症の知識を理解し、認知症の人と交流し支援する環境はこの「認知症サポーターキャラバン」の目指すところだと思うね。
また学校などでは、認知症サポーター養成講座の開催する機会を増やす取り組みも行われているんだよ。

「認知症サポーター養成講座」ってどんなことを学ぶの?
「認知症サポーター養成講座」は都道府県・市区町村の自冶体やボランティア団体などが実施してるんだ。講座の内容はNPO法人「全国キャラバンメイト連絡協議会」が作成した教材をもとに

  • 認知症とはどういうものなか
  • 認知症の症状・治療法
  • 認知症の予防
  • 認知症を介護している人の気持ちを理解することとはどのようなものか

など、これまでお話した内容とおなじようなことで認知症に対する基礎知識をを学ぶよ。


認知症サポーター養成講座を受講したいわ。手続きはどうすればよいのかしら?
「認知症サポーター養成講座」は、住まいの地域や職場・学校などで講座、ミニ学習会として開催しているね。

キャラバンメイトが講師を務めて認知症の基本知識について学んで認知症サポーターが何ができるのかについてお話をしてくれるよ。
まずはお住まいの市町村事務局の認知症対策の窓口までいつ開催されるのか問い合わせてみるといいよ。
講座の時間が約60~90分程度で費用は原則無料となってるから他の人も誘って受けてほしいな。(ただしテキスト代金100円程度等が別途かかる場合があります)


キャラバンメイトはどんなことをする人なのかしら?
認知症サポーターになる為に受講する「認知症サポーター養成講座」
講師役として活動しているんだ。
またキャラバンメイトを養成する活動も行っているよ。

キャラバンメイトになるにはどうすればいい?
キャラバンメイト養成研修を受講し登録する必要だね。受講要件があって下記のいずれかの用件を満たす人が受講対象者だよ。あと、1年間で10回ほど最低3回以上「認知症サポーター養成講座」の講師として活動して頂ける人に限りるのが注意点!
キャラバンメイト養成研修後にキャラバンメイトとして登録された後は、住まいの地域の事務局として認知症サポーター養成講座を開催することが出来るんだよ。登録されたキャラバン・メイトの登録情報は今後の講師選定に利用するために自治体に情報を提供したりする場合もあるからね。
申し込みは住まいの市町村事務局の認知症対策の窓口へ開催予定日を確認してもらえるかな。講義時間は6時間程度で受講料は原則無料だよ。

受講用件資格者

  1. 認知症介護指導者養成研修修了者
  2. 認知症介護実践リーダー研修(認知症介護実務者研修専門課程)修了者
  3. 介護相談員
  4. 公益社団法人認知症の人と家族の会会員
  5. 行政職員(保健師、一般職等)
     地域包括支援センター職員
     介護従事者(ケアマネ、施設職員、在宅介護支援センター職員等)
     医療従事者(医師、看護師等)
     民生児童委員
     その他(介護経験や認知症に対する基礎的な知識のお持ちの人など)

5.については相談のうえ研修の対象者になるからぜひ興味を持ったら一度市町村にお問い合わせ下さい


会社や企業などで勤務する人に向けて全従業員に講習を受けることも可能かしら?そのときは講師の人を呼んで講習会をして頂けるの?
あぁ、大丈夫だよ。団体受講も受付けてるよ。
学校・企業・老人会・自治会などを対象にそれぞれの地域により異ってくるけど5~10人以上の団体やグループであれば申し込みできるよ。その際はその組織に属している人の受講でお願いしているけどね。
また、その団体の指定された場所に講師(キャラバンメイト)が出向いていくことも可能だよ。
平成26年6月末までに企業や団体でキャラバンメイト養成研修を実施した企業は62企業・団体に及ぶんだ。企業ではJAや銀行などの金融機関・マンション管理会社・イオンなど日常生活を送るのによく通う施設なんかだよ。
認知症の人が銀行やスーパーに行った時に働いている従業員が戸惑ってしまっては認知症の人は不安な気持ちになってしまうよね。そのような場面が起こる前に事前準備として認知症の基礎知識を理解することで認知症の人が来られた時に何か手助けできることがあるかもしれないんだ。
僕は、今後も積極的に取り組む企業・団体がたくさん増えて認知症の人や家族にとって安心したまちづくりになっていくことを願うよ。
その通りね!!私も同じ気持ちでもっと視野を広くして地域と一緒に取り組んでいきたいわ!!